院内のリハビリテーション科を利用する時はどうするの?

  • 2025年12月11日
  • 2025年12月11日
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「パーキンソン病は、薬と運動の両輪で」という話を聞きます。若年性パーキンソン病のYoshidaがリハビリを利用したいと相談しに行った時に何をしたかをお伝えします。

まずは、脳神経内科の主治医と相談

医師に相談

私は、大体の診療科はそろっている大きな病院に通院しています。リハビリテーション科を利用したのは、歩行器の選定で助けて欲しい時と、橈骨神経麻痺で左手の動きが悪くなった時の2回です。

まず、病院の中にある他の診療科へ診察を希望する場合、主治医にお話をするのがとても大事です。脳神経内科から他の診療科に紹介するとスムーズに予約を取れたり、電子カルテで情報共有も取りやすくなったりといい事づくめでした。

主治医に相談する場合は、困りごとを具体的に伝える必要があります。私の場合は、「一人で歩くのが難しい時があるので、歩行器を検討している。プロの助言が欲しい。」と主治医にお伝えしたら、すぐにリハビリテーション科へ行って予約をとってきてと言われました。

<ケース1>生活を助けてくれる道具を教えてもらう

リハビリテーション科には、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の3種類の専門職がいます。ただ、どの病院に必ずいらっしゃるかどうかは、なんとも言えないので、お尋ねされた方がいいと思います。

まず、リハビリテーション科の医師の診察後に、理学療法士の方より、聞き取りからスタート。例えば、介護保険の利用状況、身体障害者手帳の有無などの社会資源の情報や、何の目的でリハビリテーション科にきたのか、また何を解決したいのか(=ゴール設定)をしっかり共有していきます。

私の場合は、定期的に一人で電車とバスに乗って、大きな街へ安全に行くため、転倒を防ぐ歩行器を選びたいとお伝えしました。その後のことは、記事「 管理人の歩行器選定あれこれ 」 にありますので、ご覧ください。

身体の機能維持のためにリハビリをしたい

リハビリr

次に、リハビリテーション科にはもう一つの側面もあります。身体の機能維持のためにリハビリを行うことです。ただ、残念なことに、医療費の支払いを計算するルール、診療報酬点数表によって厳しく条件が定められるため、リハビリテーションを行うのにかなり難しいこともあります。

うっかり左腕の神経を1時間程度、肘掛けに押しつぶしたまま、昼寝。起きたら、左手の親指と人差し指の動きがおかしく、ペットボトルさえ持てない状況になりました。この場合も、脳神経内科で相談しましたが、この時は、条件にあったのか、スムーズにリハビリテーション科できちんと動くようになるまで、無事終了。

一方で、今回参考にした資料を確認する限り、パーキンソン病のリハビリは、医学界では公式に裏付けがとれていない状態です。現状、理学療法士などの専門家と一緒に、その方に合わせて、リハビリを実施しているの現状でないでしょうか?

自分が困っていることをしっかり理学療法士などの専門家伝えて、具体的にどうすればいいかをアドバイスを得る必要があります。自宅内のどこで、どのような時に困るのかを具体的に伝えることで、日常生活を上手く過ごせるようにしていきましょう。

参考文献

公益社団法人日本理学療法士協会 (2021)『理学療法ガイドライン第2版』 医学書院

日本神経学会 (2018) 『パーキンソン病診療ガイドライン』 医学書院

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