私は個人的に、週1回のフィットネスクラブとセラサイズを続けています。今回、パーキンソン病歴16年を迎えるにあたり、振り返ってみました。
この記事の掲載内容は、あくまで個人的な体験を書くので、その点をご了承ください。
そもそも、運動するきっかけは?
運動するのを本格的に考え始めたきっかけは2011年、20代後半の夏でした。その当時の管理人は、大学病院を退院したばかり。病院でパーキンソン病患者のいくつく先を見てしまったので、なんとか違う道を選びたくて右往左往状態でした。
「薬に頼る選択だけではダメだ。自分の動作を改善するのには、どうしたらいいのか?」
考えた結果、まずは可動域を増やすのと、しなやかな身体を作るボディメトリクスを導入したフィットネスクラブを選択しました。トレーナーの方にも非常に恵まれ、フィットネスクラブでの運動を現在も継続しています。身体のしなやかさを維持するのに大変優れものです。
2018年の秋頃から、身体の状況が悪化
2018年の秋頃から出勤時に体調が悪くなったり、退勤時間まで仕事ができなくなったりと、自分自身の体調が一定でなくなってきました。当時の通勤時間も長いため、身体の耐久力が徐々に減少。会社とも何度か話し合ってきましたが、異動や職種変更もできない状態でした。
また、自転車に乗るのが徐々に難しくなったり、立って歩く動作まで流れに支障が出てきたため、日常生活にも影響が徐々に出始めてました。年が明けて2019年。出勤できる日が目に見えて減ってきて、退職せざるを得ない状況となり、仕事を手放しました。
2020 年夏に新しい切り口の運動を追加
あるSNSで知り合った方から、セラサイズという体操教室があるのを教えてもらいました。当時のセラサイズは、東京の教室のみから、コロナ禍でzoomにて体操が自宅でできるように、クラスを追加している状況。さっそく、zoomで無料体験をスタートしてみました。
セラサイズを受ける前の私は、とにかく下記のものが悩みどころでした。
- 薬の効きが悪く、身体が動けない時は、とにかく足先が氷のように冷たくなって、最悪の場合、感覚もよくわからない状態になる
- 右肩が前に出ていると、バランスを崩しやすい
- 左右の方が水平にならず、右肩が目に見えて落ちているのがわかる
- ボディメトリクスのマシンを両手でつかむ時に、両手の位置が水平にならない
- 座っている時、左側に傾いて倒れていきそうになる
管理人にとってのセラサイズの効果
2020年(上)と2022年(下)をみると、2022年の方が2020年より方が水平に近くになり、転倒をする数が目に見えて減少傾向。また、数十年ぶりにバッティングセンターの打席に立ったり、菜箸で卵をとくこともできるようになってきました。
ただ、頑張りすぎると翌日にダウンする傾向にあるので、1日の運動量がどこまでだったら翌日ダウンしないかを見極めるため、いろいろお試し中です。
参照
ボディメトリクス
ボディメトリクスのマシンはユニークなものが多いです。リハビリ用のマシンも出てきているそうなので、要チェックです。
セラサイズ
脳神経と筋肉の研究から、身体の状態をより良い方向へ行ってる実感が、私にはあります。