いろいろな職種の方とうまく付き合うために①

パーキンソン病になると、医療や福祉サービス等を利用する際に多くの職種の方とお話する機会が増えます。今回は通常の外来通院では、なかなか接点がない職種の方のご紹介をします。あくまでも管理人の独断と偏見で書いているため、誤っているところがあるかもしれません。

その点を踏まえて読んでいただき、ぼんやりでもいいので把握していると適切な窓口に行きやすくなります。

パーキンソン病になると、いろいろな職種の方と関わる

パーキンソン病になって介護保険、健康保険等、いろいろなサービスを横断していくので、制度の知識をある程度持っておかないと、自分に対して適正なサービスかどうか判断ができません。また、相談する窓口かどこかわかっていないと、適正な窓口にたどり着くまで時間がかかります。

連携する主な職種はイラストにある通りですが、管理人なりの印象を加えてお話しします。

病院にいらっしゃる職種の方

医師、看護師までは普段から接点が多いと思うので、なんとなく役割を理解されている方も多いかと思うので、省きます。通常の通院だけでは出会う頻度が少ない職種の方からお伝えします。

薬剤師

薬剤師

 言わずと知れたお薬のスペシャリスト。入院するとお薬の件でお話を聞きに来る方で、入院中にお薬の変更があった場合、様子を聞きにきてくれます。薬に対する疑問、薬変更前と変更後の体調の報告は、しっかり行ったほうが安全圏です。

パーキンソン病の薬とそれ以外の薬の兼ね合いもあるので、入院前の日常動作がどのような様子だったのか紙にまとめて持っていくのも効果的だと思います。もし、事前に担当の薬剤師さんが普段の状況を知っていれば、考えるヒントになるかもしれません。

治療について判断するのは主治医ですが、薬の助言ができるのが薬剤師さんのみです。もし、薬について不安があるなら、薬剤師さんに尋ねるのもいいでしょう。

相談員(医療ソーシャルワーカー)

医療ソーシャルワーカー

 相談員さんは、救急医療を行っている病院で病状が落ち着いた患者さんに、次の療養先の病院を探したり、区役所の生活保護担当に情報提供したり、困ったことがあるか対してはその方の生活状況等を踏まえて制度やサービスの提案をしたりと、めちゃめちゃ忙しい方です。

病院によって違うかと思いますが、一人の相談員さんに多くの患者さんの案件を抱えている場合もあります。約束の時間を連絡なしにドタキャンしないようにしてください。早急かつ緊急に治療を要する急性期の病院での治療を終え、回復期の病院や施設に移動する時は、タイムリミットがあるので特に、協力してスムーズに行う必要があります。

医療事務員

医療事務員イメージ

病院の事務を一手に引き受ける方です。一番わかりやすいところで言うと、診療費を計算し、お金をもらったり、医師に書いてもらう書類(診断書など)を受付とお渡ししたり、健康保険証の確認をされたりといった感じです。

事務方はあくまで事務がメインなので、治療内容や書いてもらった断書の内容について尋ねられても、さっぱりわかりません。部署によって医師に取り次ぐ時もあるようですが、できるだけ医師への質問は診察中に終える方がベストです。

 今回は、職種の一部を伝しました。また多くの職種があるのでまた、ご紹介していきます。

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