旅行で動けなくなった時に備えて行うこと

「外出先や旅行先で動けなくなったら、どうしよう」

この不安に対して事前に対策をしておけば、楽しい旅の実現につながります。

突然来るかもしれない無動に備える

管理人の場合、外出先で起こって困る出来事は、左右の太もも側面にある腸腰筋が固まってしまうこと。これが起こると、足首が内側に曲がってきたり、重心が小指側に移動して歩きにくくなったり等、問題がでてきます。それが旅行先で起こると、薬がきちんと効くまで動く事ができないため、タイムロスになりがちです。

1人でいる時は、薬が効くまでどこかで座って待つしかありません。家族などの付き添いの方がいれば、車椅子で移動ができます。外出先に車椅子があるかどうか確認しておくと、スムーズに行くので事前に調べておくのが良いです。

車椅子が見えるところにない時は?

車椅子

車椅子利用者が多い場所では車椅子が駐車場に何台も置いてあったり、少ない場合は総合案内所にまとめて置いてあったりします。スタッフに聞けばすぐにわかるので、気楽に聞いてみてください。

また、車椅子の種類が複数あったり、貸し出し料が必要だったりするので、要確認です。

管理人が経験した2つの事例

まず、1つ目の事例です。管理人が家族と伊勢神宮に行った時、宇治橋そばにある警備の方がいる小屋に、車椅子を借りたい旨を申し出ました。その時はちょうど、通常の車椅子と電動車椅子があり、 どちらがおすすめかを聞いたら、以下のように返事がありました。

「通常の車椅子だと、玉砂利が通過しにくい。今はちょうど、電動車椅子があるので、そちらの方がいいよ。」

それで電動車椅子を借りたのですが、玉砂利でデコボコしている路面をモーターの力を使っても、進むのにかなり苦労しました。当時の電動車椅子は、介助者のそばに電動車椅子のコントローラーがあったので、乗っている側は何もできません。全て、介助者にお任せです。

次に、2つ目の事例では、山の上にある動物園。入場券の販売窓口で申し出れば、電動車椅子の貸し出してについて説明があります。2時間で500円程度かかりますが、案内通路の側に車椅子用の通路があるので、歩いている方とほぼ同じ展示が見れそうです。車椅子用の通路が一部通常とは違うケースもあるので、気になる方はホームページ等でご覧ください。

動ける時も動けない時も楽しめるように

動けない状態になっても、別の手段を考えておけば、旅行先で動けなくなったらどうしようという不安は少しでも減ると思います。もしも、旅行先に車椅子の準備がない場合でも、お住いの地域包括支援センターやケアマネージャーに相談する方法もありです。管理人も旅行する期間だけ、歩行器を借りたことがあります。

不安を少しでも少なくする準備をして、旅行に行くことも可能になってきました。ぜひ機会を見つけてチャレンジしてみてください。

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