パーキンソン病当事者の方で時間経過とともに、自転車の移動に不安を覚える方が多いと思います。何を隠そう、管理人もその一人です。
今回は自転車移動から変更する手段を考えていこうと思います。
必ず試乗してから購入するかを決めよう
自転車から他の移動手段を考える場合、三輪自転車が思いつくかもしれませんが、実は四輪自転車もあります。ただ、三輪自転車や四輪自転車と自転車では、特徴が違ってくるので、自分にあったものかどうは乗ってみないとわかりません。
三輪車や四輪自転車の取扱店で必ず試乗して、自転車と違う点を確認した上での購入をお勧めします。
実際に試乗して、特徴を知る
さて、今回は株式会社東部様より、自立するノンパンク四輪自転車、aeroクークルM IIをお借りしました。比較対象として、三輪自転車も持ってきていただいたのですが、かなり自転車と使い勝手違うため、管理人はハンドル操作が怖くて、ペダルを焦げませんでした。
*三輪自転車の走行特性について、国民生活センターが調べていました。詳しくはこちらからどうぞ。
クークルの良いところは下記の5点です。
- 四輪で支えるため、乗り降りが安全に行える
- カーブを曲がる時、小回りが利き、楽ちん
- 荷物をたくさん積んでも、ふらつかない
- タイヤに空気を入れる必要なし。
- パーキングブレーキが駐輪場に止める時も安心
特に、管理人がいいなと感じたところ、2番目と3番目を見ていきましょう。
カーブを曲がる時、小回りが利き、楽ちん
カーブを曲がる時に、三輪車とクークルの差が大きく出ます。三輪車は後輪2つとも同じ速さで動くので、曲がる時に大きな円を描いて走らなければなりません。
クークルの場合は、後輪にディファレンシャルギアがついているので、小回りが利いてスムーズにカーブを曲がることが可能です。
荷物をたくさん積んでも、ふらつかない
自転車の前かごに荷物をたくさん積むと、自転車の前輪が荷物の重みでハンドルのコントロールが難しくなったり、自転車のふらつきが多くなって転倒の原因となったりと、コントロールの難易度が上がります。
その点、四輪自転車のクークルは車体が低重心で安定しているため、荷物をたくさんつんでも自転車のようなふらつきはなく、安定した走りで安全に移動できるのが利点です。
ちなみに、クークルの積載可能重量は、前かごが3kg、後ろのかごが15kg。今まで苦労して運んでだのが、クークルを使うことで、楽ちんになります。
自転車に不安を覚えたら四輪自転車の検討をお勧めします
パーキンソン病当事者が最も気をつけなければならないのは、転倒による骨折。特に、太ももの骨を骨折した場合、そのまま寝たきり生活になってしまう可能性が高くなります。
ケガのリスクを回避するためにも、安全な移動手段の一つに四輪自転車を加えて検討した方が良いと管理人は考えます。
参考資料
株式会社東部
クークルのメーカー。ホームページの下の方にクークルが試乗できる店舗一覧が見れます。試乗の際は、事前に連絡するのをお勧めします。
http://www.aero-tobu.com/product/coolcle/
独立行政法人 国民生活センター
三輪自転車の走行特性を調べた動画
http://www.kokusen.go.jp/douga/20190314_2_news/n-20190314_2_1.html