PD16年目に一人旅をしてみた

今回、国際福祉機器展に参加するため、東京へ一人で旅をしました。新幹線と宿泊先の手配は、障がい者の旅に慣れている旅行会社を利用し、当日にむけて準備を開始。管理人が無事に旅を終えるために、行ったことをお伝えします。

旅の目的は、国際福祉機器展

上段 左からシルバーカート、スライディングボード、歩行器。
下段 左から車いす、杖、ポータブルトイレ

旅の目的は、毎年東京で開かれる国際福祉機器展にいくことでした。自分が介護保険で借りたいと思っていた椅子、ウェルツセルフとユニワーキングチェアのどちらがいいのか比較検討したいと考えていたからです。

管理人はキャスター付きの椅子へ座ったり立ったりする動作が苦手。座る瞬間に椅子が多少動くので、いつか事故が起こるかもしれないと危惧していました。

左側がウェルツセルフ、右側がユニワーキングチェア。

*写真の右側は、アビリティーズケアネット株式会社様のもの

ウェルツセルフはデモ機を借り、10日間の自宅でみっちり使用できたので、よかったです。ただ、ユニワーキングチェアはデモ機の在庫がなく、いつ回ってくるのかわからなかったので、国際福祉機器展に行こうと決めました。

一人旅をするにあたり、気をつけたこと

歩行器

まず、一人旅をする際に気をつけた点は、下記の通りです。

  • 自分一人でなんともできない最悪な状況は、何かをしっかり把握する
  • 自分ではできない状況にならないようにするには、どうしたらいいかを把握する
  • 自分ではできないと判断した時は、助けを求められるように準備する

上記3点を表にまとめると、下のようになります。

最悪な状況とはなにか?最悪な状況を防ぐ術助けを求める場合の行動
薬を飲んでも、動けない状況になる・前日の睡眠時間をなるべく
6時間取れるように、早く寝る
・適度に疲れるように、日中
の活動を調整する
・現在の薬で、効いている
時間を大まかに把握する
・大きな声で助けを求められる
ように、大きな声を出す練習を
しておく
・朝、起きたら声帯を動かすた
めにうがいをする
・オフになっても問題がない交通
手段を考えておく
・ホテルのフロントに何か
あった場合、お手伝いは可能かを
聞いておく

歩行器を利用した移動時に、どこで
乗り換えをすればいいのかわからない
・新幹線等の交通機関に旅行会社を通して事前連絡を行う
・事前連絡をすれば、エレベータを使ったルートになるので、道に迷う心配はない
・もし、万が一、緊急対応で
駅員さんが迎えにこれない場合に
備えて、駅構内図を把握しておく
朝食ブッフェで動けなくなると、
困る
・ブッフェを使用せず、朝食を自分でコンビニ等で用意する
・ホテルに朝食不要の旨を旅行会社経由で伝えてもらう
・部屋で食べるため、特になし

管理人は、常日頃から自分の身体を観察しているので、最悪の状況は何かをよく把握しています。最悪の状況がわかったら、最悪の状況を回避するにはどのような行動を取ればいいのかをより具体的に考えていくのが重要です。

最悪な状況を回避するために

最悪な状況を回避するにはどうするか考え中。

最悪の状況を発生させた場合、必ず複数の原因があると、管理人は考えています。複数の原因から1つか2つのみを取り除くだけで、最悪の状況が回避可能です。

管理人が日常生活から顧みるに、睡眠が大きなウェイトを占めています。スマートウォッチで睡眠を計測してから、下記のようにわかりました。

  • 3時間睡眠であっても、深い眠りが2/3以上占めている時は、翌日の身体の動きは良い
  • 21時から23時までに寝ると、翌日、身体の調子が良い
  • 21時から24時、2から5時までと分割して睡眠をとっても、起床後の動きが良い
  • いっぺんに5時間の睡眠がとれたとしても、質のいい睡眠が取れるとは限らない
  • しっかりと睡眠をとるには、日中の活動量にも左右される

スマートウォッチと睡眠アプリを使うことで、自分の睡眠状態が目に見える形で把握できました。あとは、身体の状態がいい時と悪い時にどのような出来事が起きているかを確認し、状態が悪い時の原因を潰すように行動しています。

おかげさまで長時間、動けなくなる事態になることなく、楽しい旅を無事、終えました。

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