いろいろな職種の方とうまく付き合うために②〜主治医編〜

 前回は、病院で出会う可能性が高い職種を中心にお話を進めました。今回は、主治医との付き合い方について、考えていきましょう。

「主治医も一人の人間」として見てますか??

医師や看護師が立っている絵

あなたは主治医を一人の人間として見ているでしょうか?たまに「医者は何も言わなくても、わかってくれる」と考える患者さんもお見かけします。何も見ずに医師が現在の症状を言い当てた方が管理人としては怖く感じてしまうのですが、まず、特殊能力を持つ医師でない限り、無理です。

主治医は、私たちの体調や起こった出来事などのお話を聞いた上で、薬の処方などを行っていくのが通常だと思います。そこで、この記事を読んでいるあなたに質問です。

「あなたは、適切な情報を主治医に伝えていますか?」

診察

パーキンソン病当事者の方は、以下の内容を主治医に伝えているでしょうか?今一度、確認しましょう。

  1. 調子が悪い状態に当たった時、何時から何時まで続いているか
  2. 調子が悪い時、どのような事象が発生しているのか
  3. 薬を飲んだ時間を記録しているのか
  4. 睡眠時間をスマホのアプリで記録する
  5. スマホアプリに記録されたデータから歩数等

以上の1~5を用紙にまとめると、画像のようになります。

これらの情報をA4サイズの紙にまとめるだけで、主治医は効率的に情報を取れます。例えば、薬と動作の項目を見ると、薬が効いている、おおよその時間がわかるのが1点目。

2点目としては、運動と睡眠時間を書くことで、身体の疲れ具合、適正な運動量の把握も可能です。

備考欄に自分が気になっていることや突然起こったこと等、書いておくと後から振り返る時に、いろいろ気づくことが多いので、ある程度取っておくといいと管理人は考えています。

記録はパソコン、タブレット等なんでもいいのですが、まとめて記入する際にA4サイズの紙を使うのは、電子カルテに取り込みやすいからです。

特に、障害年金の更新がある方、指定難病をお持ちの方、症状の変化を記入することが多いので、診察時に定期的に持っていくのをお勧めします。

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