今回、安全な歩行をできるように、歩行器の導入を決めていました。そのために、いろいろな特徴をもった歩行器を片っ端から試乗して、自分にはどのような特徴を持った歩行器が最適かを考えるきっかけとなります。
動作の専門家、理学療法士の意見を取り入れつつ、自分が使いやすい歩行器を追求するのが一番いい方法です。歩行器を検討する際は、この記事が役立つのを祈っています。
2020/10/12 番外編を追記しました。
歩行器の導入目的に合わせて選定をする
管理人は歩行器の選定を進める上で、複数の歩行器を試してきました。38歳当時の管理人が使ってみての感想をそえていくので、参考程度にご覧ください。
歩行器を導入する目的は、薬の効きが悪いオフの状態でもある程度、安全に歩けるようにすることです。
ラビット
まず、最初に病院内のリハビリ室で出会いました。
管理人は、理学療法士さんに「オフの時でも、多少歩けて、歩行中の転倒や膝折れ防止でできるもの」をリクエストしたら、前腕支持型歩行器を勧められました。ラビットを使っての室内歩行は、非常に快適です。
フレンドプラス
フレンドプラスは、ラビットを発展したもので、段差ごえ特化タイプです。
5cmまでの段差なら楽々いけるのですが、坂道を登ったり降ったりするには、抑速ブレーキの効きが管理人的に不十分でした。
2台試乗してわかったことですが、基本的に歩行器は室内で使われるのを前提に作られたのでは?と思うようになりました。
コンパルリハモ
通常の歩行器の中では、これが最も使いやすかったです。
後輪に抑速ブレーキが3段回の調整ができ、一番融通がききました。ただ、それでも38歳当時の管理人の体力では、ブレーキに物足りなさを感じてはいたのですが。
反面、通常の歩行器ならではの危険性もわかってきました。かまぼこ型になっている歩道を歩く時、歩行器は降り坂にひきづられます。傾斜角度が大きければ、それだけ歩行器が降るスピードも早くなります。
管理人は歩行器で歩道を歩いていたはずが、傾斜角度が大きい降り坂に引きずられて車道側に!あとちょっと、ブレーキのタイミングが遅ければ、車と衝突するところでした。
まだ、薬の効きがいいオンの状態だったのでとっさの判断ができましたが、これが薬の効きが悪いオフの状態だったらと考えると、確実に事故案件になっています。これを防ぐために、電動アシスト付き歩行器から選ぶことにしました。
RT2
電動アシスト付き歩行器で最初に試乗したのが、RT2です。
RT2は、その時の体調に合わせて、ブレーキ、登り坂のアシストなどを細かく設定できます。
また、歩行器の中でも軽量な部類で、折りたたみ時のサイズ感もコンパクト。初めての電動アシスト付き歩行器導入を考えている方におすすめです。加えて、この歩行器はよくおしゃべりします。
例えば、転倒時のお知らせアナウンス、歩行器本体の傾き具合に異常を検知した時、電源を落とす時には何m歩きました等。アナウンスの音量調整ができないのが気になるところですが、慣れれば問題ないです。
リトルキーパスWAW10 (新規生産終了)
RT2では、転倒や膝おれが起こった時に、腕の力だけでは体を支えるのが不可能と分かり、候補から外れました。
となると、上腕支持型歩行器かつ電動アシスト付き歩行器という条件で探すと、これしか選択肢はありませんでした。本体重量が14キロと重いですが、膝折れがおきても安心できます。
もう一つ残念なことがありまして、今までの管理人が試乗してきた歩行器はスーパーのカゴが乗るのに、リトルキーパスは座面スペースが2cmほど狭いため、スーパーのカゴが乗りません。ひとりの買い物ができないのは不便ですが、それよりも安全に歩行ができるをとることにしました。
まとめ
安全に歩行するのに、何が必要か歩行器なのか、杖もしくは違う手段なのか。これを考えながら、歩行器の比較検討するのがポイントです。
番外編 室内でぜひ、使ってみたい椅子
この椅子は一見、ワーキングチェアに見えますが、実は障がい者も含めて使えるできるワーキングチェアになってます。
室内で普通に椅子に座り、足漕ぎで室内移動可能、ブレーキ設置や座面を垂直方向に上下する機能など盛り沢山です。現在は、体がしんどい時にキッチンで丸椅子に座って作業してますが、とっても動きにくいので困ります。
次に買うならこのワーキングチェアにしようと、貯金中です。