立ちあがるという動作を行うのに、パーキンソン病の方は周りの状況や自分の状況を、特に気をつける必要があります。何に気をつけた方が良いのか、お伝えしていきます。
立ち上がるのにクリアすべき条件を把握する
パーキンソン病当事者が、椅子からなかなか立ち上がれない場合があります。その時に取る対処方法としては、薬を飲んで動ける状態になるまで待つしかないです。
さらに、私は安全に立ち上がれるように、チェックリストを頭の中に持っています。
チェックリストの内容は、下記の通りです。
- 足の指が曲がっていたり、親指が人差し指の下に潜っていないかを確認する
- 足の指がグーやパーの状態を作れるか
- 足首が内側と外側に、スムーズに回るか
- つま先を上下に動かせるか
- かかとを上げたり、下げたりができるか
- 骨盤あたりから足首までの間で、筋肉が固まっていたり、張って動かしにくい箇所があったり等、筋肉がスムーズに動ける状態を確認する
私が観察している分だと、足の裏がしっかり地面に接地できて、初めて立ち上がれる状態になるようです。
足の指の状態を整える方法
この方法は、私がよくやっているので、かなりおすすめです。パーキンソン病で足の指が曲がってしまい、地面の着地がうまくいかないことがあります。私の場合は、左の親指が人差し指の下に潜ってしまい、左足を地面に着地させるのも困難です。
そういう時に、ヒモトレを使っています。結び方はたくさんあるのですが、足の指に巻く場合は、上記のYoutubeのリンクを参考にされてください。
私が丸ヒモで足の指に巻くと、親指が割と自由に動きます。気になる方は、ぜひ一度、お試しください。