医師との信頼関係を結ぶ3つのポイント

医療事務職で病院に勤めていた管理人は、下記のように感じてました。

「なぜ、患者さんと主治医がうまくコミュニケーションがとれないのか?」

検討した結果、以下の3点が重要ではないかという結論になりました。

  • 医師は科学者のため、観察と数字を重視する傾向がある
  • 病状日誌は、パーキンソン病当事者の観察記録でもあるのでとにかく書く
  • 診察時に、疑問点や病状日誌を見せることで、医師が理解しやすいようにする

それでは詳しく解説していきます。

主治医に症状等をうまく伝えれなかったと感じるのか

医療事務として10年くらい仕事していた管理人は「患者側と医師側とで診察に何を求めているかが、違っているのでは?」強く感じていることがあります。

*あくまで管理人が感じていることなので、ご了承ください。

管理人が考える患者側が訴えがちなこと

診察

管理人視点で話をすると、患者側は下記の2点を中心に考えているのでは?と思っています。

  • 患者側は自分の苦しいなどを心情をわかって欲しいなどが中心になりがち
  • 困っていることは、薬をのめば解決すると考える傾向がある

管理人は25歳でうつ状態になり、抗精神薬を飲んでいた時期がありました。医師には、生活を送る苦しさを訴えたら、薬の量が徐々に多く処方され、飲んでいる間、思考が鈍い時間が続きます。このままでは、薬漬けになるかもという予測がチラッとよぎったので、うつ状態から脱出する方法をするをインターネット上や書籍等とあらゆる情報源を当りました。

得た結論は、薬ではうつ状態から脱出できないという事実で、最も効果的な方法はうつ状態を引き起こした原因から離れることでした。この経験から、薬で解決するものと解決できないものがあると、わかったのです。

管理人が考える医師の持つ特徴

医師

一方、管理人は、医師に対しては下記のように考えています。

  • 医師は科学者なので、数字と現象の観察を重視する傾向がある
  • 心情よりは、薬を飲んだ結果、患者に何が起こっているかを知りたい

医師は、客観的に薬と患者さんの症状を把握して処方を出します。パーキンソン病の場合は、薬が効いている状態と薬が効いていない状態とでは状況に差が出る状態です。よって、医師は患者に症状の詳細を知りたいから記録を取ってきてと指示を出すと管理人は理解して、病状日誌を書いています。

管理人が考える医師と良好な関係を築くポイント

医師との良好な関係を築くポイントは下記の3つと、管理人は考えています。

  1. 主治医は数字と観察記録を重視するものと考える
  2. 病状日誌を休み休みでもいいからとにかく、書き続ける
  3. 短い時間で診察が終わることが多いので、主治医につたわるように、事前に尋ねたい内容や病状日誌をまとめておく

それでは各項目ごとに説明をしていきます。

主治医は数字と観察記録を重視するものと考える

医師は科学的な根拠に基づいて、薬の処方や検査の依頼を該当部署にだします。よって、科学的な根拠にもとづいて成立している西洋医学は得意です。

しかし、根拠がいまいちよくわかってない鍼治療等については、懐疑的な立場をとることが多いように、管理人は感じます。医師の中には、鍼治療に理解がある方もいらっしゃるので、なぜ自分に必要か理由をつけて説明するのも方法のひとつです。

病状日誌を休み休みでもいいからとにかく、書き続ける

管理人もメモをするのをすっかり忘れて、病状日誌がブランクの期間がある場合もあります。そんな時は覚えている範囲内でかいて、あとは”記入忘れ”と一言書いておきましょう。それを見た主治医も特に突っ込んでこないと思います。

ただ、特に重要なのは薬の編成に変更があった場合です。新しい薬は飲んでから効くまで何分かかるか、もしくは効果がける時間帯はどのあたりか、飲んでいる間に起こった出来事などの詳細を管理人は細かく書いていきます。

細かく書いた病状日誌を主治医に見せることで、薬を変えた前後で何が起こっているのか主治医は把握でき、適切なアドバイスをいただける可能性が高まります。

主治医に スムーズに聞けるように、事前に尋ねたい内容や病状日誌をまとめておく

病院事務で働いていた時に感じていたことですが、医師のスケジュールは分刻みに動く傾向があります。例えば、大都市圏の病院は、外来患者の数が多く、また入院患者も多くなるので、医師一人当たりの受け持つ人数も多く、忙しさに拍車がかかります。

さらに役職についている医師はそれらに加えて会議や学会、後進の指導などなとやることがいっぱいです。これらを事前知識で持った上で、患者も診察に臨んだ方がよりベターになるのではないかと、管理人は考えます。

まとめ

医師との信頼関係を結ぶポイントを整理すると、下記のようになります。

  1. 医師は科学者のため、観察と数字を重視する傾向がある
  2. 病状日誌はパーキンソン病当事者の観察記録でもあるのでとにかく書く
  3. 診察時に、疑問点や病状日誌を見せることで医師が理解しやすいようにする

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