先が見えないのは、誰でも一緒です。不安な気分になったとき、あなたは何に反応して不安になったか考えたことはありますか?
私は何に反応して不安になったのか、不安の種が何かを知るだけでも状況は変わります。
漠然とした不安=わからないことだらけ
パーキンソン病だと確定診断をもらった時、20代だった管理人は、
「お先真っ暗じゃん。結婚・出産・仕事、いやいや、普通に生活するのも大変になってくるし、生きていけるんか?」
と医師の前ですかした顔をしながら、心の中は感情の大嵐で整理がつかない状態でした。
それと、同時にホッとしたのも事実でした。2006年に不調を抱えて病院行き始めてから5年間ずっと、病名がわからないままで過ごしていたのです。病名がつかないことからくる不安は、病名が明確についたことで解消されました。同時に、難病と一緒に歩まなくてはならない漠然とした不安に捕まり、確定診断時の医師の話は若干、上の空でした。
PD歴15年目を迎えた管理人の不安対処法
確定診断を受けてから年月がたちましたが、ある程度不安とうまく付き合う方法がわかってきました。不安にかられそうになったら、まずは深呼吸。それから何に対して不安感をもっているのかを、トヨタグループで使われている”なぜなぜ分析”で考えていきます。
なぜなぜ分析とは?
詳しくは、参考資料にある”トヨタ式おうち片付け”にあるので、そちらをご確認ください。カンタンにまとめると、やることはこれだけです。
「なぜ、私は〇〇を不安に思うのか?」の回答を書き出す作業を3〜4回やる
例えば上の画像のように外出に対して不安を覚える場合、3〜4回問いただすと自分が感じている問題が明確になります。問題がわかったら、対策が取れるものかどうかを検討していきます。股関節が筋肉痛みたいな痛みを発していて外出が不安だと感じている時は、下記の対策がとれるので、かえって安心できます。
対策 | 対策内容 |
---|---|
動かせるか確認する | ゆっくり痛みが出てる部分を動かして、痛みが消える、もしくは軽くなるなら問題なし |
ストレッチをしてみる | これで痛みの症状が軽くなる、もしくは消えてしまう場合は外出しても問題なし。 |
痛みが消えない | 薬を飲んだ後であれば、30分から1時間半くらい様子を見る。 薬が効いてくるなら問題なし。 |
30分から1時間半様子を 見ても痛みが減らない | 交通手段を可能な限り、自分の身体が楽になるように調整を取る。 |
上記対策を打っても、 状況が改善しない | 外出中止を検討する |
このように対処法をある程度、準備しておけばパニックならずに対処可能となります。自分がどのようなシュチュエーションで困るのかまた、対策が取れる場面なのかを把握していれば、第3者にも伝えやすいです。
自分が困る要因がわかってれば、なんとかなる
管理人は、自分がどのようなシュチュエーションで困っているのか、その状況から抜け出す対策を把握しているので、パーキンソン病の症状で問題が起こってもあまり焦ることはありません。原因がわかれば、対策が立てられるので、まずは、困るシュチュエーションは何かを把握するのが大切です。
参考資料
トヨタ式おうち片づけ 香村薫 著 実務教育出版 2017年
Amazon → https://amzn.to/3AyafSA
この本は、片付けがメインのですが、片付けをするときに自分の価値観を明確にするが重要と語ってます。ある意味、不安も整理されてない気持ちを整理するのと一緒かもしれません。