薬の名前は違っても、役割が同じグループになるものがある

パーキンソン病治療薬は薬が果たす役割によって分類されており、同じ分類に所属する薬がたくさんあります。お薬をもらった時に、お薬の説明書に目を通してみましょう。

*この記事を書いた管理人は、薬の専門家ではありません。2024年5月1日現在の情報を調べた上で記事を作っています。お薬の相談はかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

「メネシット」や「マドパー」は製薬会社がつけた商品名

病院でお薬をもらうと、必ずお薬の飲み方や注意事項が書いた紙をもらいます。そこには、お薬本体の画像、容量や飲む回数、副作用などが書いてあるのを、一度は見たことがありますよね?

この用紙はお薬の説明書として患者向けにどの薬が見てパッとわかるようになっており、この用紙に書いてある薬の名前は、各製薬会社がつけた商品名です。

でも、メネシットとマドパーは薬が果たす役割で分類すると、レポドパ製剤またはレポドパ含有製剤グループに属します。このグループの役割は脳内で足りなくなったドパミンを補充して、身体を動かしやすくすることです。

薬の名前が違っても薬の役割で見ると同じグループに属するものがあるため、自分と同じ薬を飲んでいなくても、がっかりする必要はありません。

もっと詳しく、薬の分類を知りたいと言う方は、日本神経学会著で医学書院より「パーキンソン病診療ガイドライン2018」が発売されています。そちらにより詳しく書いてあるので、興味がある方は一度、ご覧ください。

パーキンソン病の場合、薬が魔法を起こしてくれるわけではありません。自分の身体に合う薬で動かせる状態にし、無理をしない程度にリハビリを行うことで、改善に向かうスタートラインに立てます。自分ができることを増やしたい方は、リハビリや運動を忘れずに取り組んでいきましょう。

参考にしたリンク

日本神経学会著「パーキンソン病診療ガイドライン2018」

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パーキンソン病で使われるお薬が一覧になっており、わかりやすく記載されています。

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