海外旅行先で、持病が悪化した時に備える保険

通常、インターネットで申し込みできる海外旅行保険では、持病が悪化して現地の病院で治療を受けてもカバーされませんし、そもそも加入できないところも多いです。難病を抱える方達のもしもに備える海外旅行保険を紹介します。
*2025/12/8に、海外旅行保険の専門家からアドバイスをいただいたので、追記しました。

海外旅行保険とは?

海外旅行保険のイメージ

海外旅行保険とは、海外旅行中に以下の状態になった時に補償を受けられるものです。必ず加入してから出国してください。

  • 渡航先でケガや病気をした場合
  • カメラなどの携行品や交通機関にトラブルにあった時
  • 他人のものやお店の商品などを傷つけた場合

海外旅行保険はクレジットカードに海外旅行保険がついているものがあったり、保険代理店が扱っていたりと様々なケースがあります。特に、クレジットカードに海外旅行保険がついているものは、クレジットカード利用に条件があるものも多いので、補償内容の発動条件をよくご確認ください。

定期的に通院が必要な持病持ちだと、選択肢が限られる

インターネットで海外旅行保険を探すと、お安い保険料の海外保険がたくさん、ピックアップされます。しかし、加入条件をみてみると、通院を要する病気を持っている方はほとんど入れないケースが多く、海外旅行中に持病が悪化した場合の治療については補償内容に入ってないケースも多いです。

海外旅行中に持病が悪化しても補償してくれる保険を探した結果、2つの選択肢があります。

持病も補償してくれる保険にはいる2つの選択肢

選択肢

持病悪化時の治療も補償してくれる保険加入は2つ、あります。

  • 保険の代理店で保険加入する
  • インターネット経由でAIGの保険に入る

保険の代理店で申し込む場合は、旅行会社が保険の代理店も兼ねていることもあります。この場合は、従来通り、紙の申込書を書き、保険証書を自宅に郵送という経路です。

AIGの保険は、保険料の支払いや保険証書発行までインターネットで完結できます。代理店まで行ける余裕がない時は便利です。

海外旅行保険の現役プロからのアドバイス

専門家からのアドバイス

海外旅行保険の保険代理店として、15年以上仕事をしている、「株式会社ウィズハート」の木代(きしろ)さんより、以下のアドバイスをいただきました。

  • 海外渡航で気をつけるべき事は、医療費。
  • 持病悪化の心配がある方は、必ず、持病補償をついた海外旅行保険を選ぶ。
  • 万が一の備えをした上で、安心できる旅行を。

海外渡航で気をつけるべき事は、やはり医療費。海外旅行保険で一番支払い金額が多いのがこの医療費です。パーキンソン病をお持ちの方が心配になるのは、現地での持病悪化になるでしょうから、海外に行くときは、必ず、持病補償のついた海外旅行保険を選択して、万が一に備えてほしいです。

ウィズハートでは、持病のある方の海外旅行保険相談を行なっています。パーキンソン病患者の加入事例を聞いたところ、幅広い年代で海外渡航に行かれている方がいらっしゃいます。

AIG損保の海外旅行保険では、パーキンソン病等の持病を持っている方も、加入できます。さらに、31日以内の渡航であれば、持病の悪化・再発についても最大300万円まで補償されます。
もちろん、持病以外の病気やケガについては300万円だけでなく、治療救援費用補償の限度額まで補償され、上限金額なしの無制限も設定可能です。

薬の服用や体調管理(かかりつけ医の事前相談含む)をしっかりされていれば海外滞在は可能ですし、海外旅行を不安なく、楽しむために、海外旅行保険を活用してほしいとのことでした。

参考ホームページ

パーキンソン病の方の海外渡航マニュアル(保険・薬・生活の注意事項)

https://withheart.jp/hoken/pd-manual.html

AIG損保の海外旅行保険(保険代理店ウィズハート)

https://my-ryokohoken.com/

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