藤川さんが考える、薬に頼らないパーキンソン病運動療法とは?

藤川さんは2017年にパーキンソン病と診断を受けました。とある運動療法と出会って実践を続けた結果、今ではスキーを楽しめるほど、体をいい状態に保っています。藤川さんが実践した運動とはどのようなものか、見ていきましょう。

パーキンソン病発症当時の状況

私がパーキンソン病を発症したのは、66歳の時です。2017年4月頃は、経営していた会社を譲渡して、悠々自適のセカンドライフを満喫するつもりでした。社長業を退任した途端、持病の「冷え性」で坐骨神経痛を患い、足の痺れや痛みで歩行困難な状態になり「椎間関節摘出手術」のため入院する羽目に…

1週間の入院で、足のしびれや痛みはなくなり、退院する足取りは軽くスキップを踏んで帰ってきました。外科手術のありがたさを痛感したものです。

また、時間に余裕ができたこともあり、「人間ドック」を受けた結果、血液検査の「PSA」の数値が少し高く、 念のため精密検査を勧められ「前立腺ガン」が見つかりました。

前立腺ガンは初期症状だったので、しばらく経過観察することになり、毎月「PSA」の数値を調べて、上下する数値に踊らされ一喜一憂する日々…数ヶ月後に札幌へ移住することもあり、横浜のクリニックでHIFUという超音波治療を受けました。

入院や検査が短い間にたてつづけに起こったので、身体的にも精神的にも相当ダメージを受け、ストレスも相当だったに違いない。そうこうしているうちに、右手が震え始め、その後、右足も震えがひどくなり、パーキンソン病を疑いました。

2017年10月病院の診察室へ入るなり「パーキンソン病ですね。」と診断。一目でわかるほど、パーキンソン病の症状が出ていたのだと思う。この半年で体はガタガタになってしまっていました。

私が考える、パーキンソン病の運動療法とは?

パーキンソン病の原因は、医学的にはドーパミンが不足することで起こるとされており、脳の衰えや脳細胞の障害に関係していていることは明らかです。グーグル先生でパーキンソン病を調べまくっていたある時、「脳に刺激を与え」パーキンソン病にも効果があるというWebサイトを女房が見つけました。

「脳の血流をUPして、カラダを回復させる」、「科学的な根拠にもとづいて行う、最新ストレッチ」というコンセプトの脳細胞活性ストレッチ運動そのストレッチ理論に興味が湧き、早速、青山の表参道にある「セラサイズスタジオ」に体験入学を申し込み脳細胞活性ストレッチを体験しました。

この頃は、薬を飲んでいたため手足の震えなどの病状は止まっていたので、目に見えるような劇的な効果という感じではなかったが、脳細胞にスポットを当てた新しい概念のストレッチ、ということに深く共感。

それからというもの、脳科学の本を何冊も読みあさり、脳の構造や機能を知れば知るほど、「脳を鍛えるには運動が一番。」という結論にいたり、女房と二人で週に1回の「セラサイズ」通いが始まることになりました。ちなみに、女房は「アンチエージング」のためですが、当初は女房はセラサイズの効果を感じて楽しそう。

パーキンソン病と診断される前の話ですが、手の振戦が出てきた頃、NHKのテレビ放送で「くねくね体操」という体操を紹介していて、すぐにまねしてやってみたところ、一時的にではあるが手の震えが止まって、その効果にビックリした経験があります。

脊髄を揺し、神経伝達物質を活性化させることで、自律神経に良い影響を与えるのかな?と、考えていたこともあり、脳科学と運動理論をミックスした「脳細胞活性ストレッチ」は、薬に頼らない治療方法を模索していた僕にとって、「一筋の灯」でした。

脳細胞活性ストレッチ運動は、初めての運動や経験が脳に刺激を与え、ニューロン同士のシナプスが増え、ニューロンを支えるグリア細胞が増えると同時に同時に自律神経のバランスも改善されていきます。

脳の新しいネットワーク(神経ルート)を使いって体を動かすことで、これまで動かなかった筋肉に刺激を与え、正しい運動制御ができるように脳細胞を調整するストレッチ運動なのです。

有酸素運動や筋肉運動は、症状を緩和するためのリハビリ運動としては有効であり、けして否定するものではありませんが、本来「脳」が持っている、「脳の仕組みに働きかけられる運動」こそがパーキンソン病の運動療法ではないかと私は考え、実行しています。

セラサイズを初めて、徐々に薬の量を減らしていきました。通い始めた当初は、1日に1回2錠、朝昼晩3回(300mg)飲んでいた「ドパコール」を1回に1.5錠に減らし、その後は、1.5錠を1日2回半分の量(150mg)に減らし、今では、1回1錠を朝晩2回(100mg)飲んでいます。投薬治療を始めて薬の量は「3分の1」になりました。

現在は、スキーライフを楽しんでます

70年も使ったポンコツの体を調整するために、毎日のウオーキングはもちろん、ラジオ体操に始まり血管ストレッチ、くねくね体操、あへあほ体操、セラサイズなどを取り入れ日々体を動かしています。非運動障害は日によって多少ありますが、運動障害は、ほとんどありません。おかげで今年も札幌でスキーライフを十分楽しんでいます。

運動が健康に良いということは、誰もが理解していることだと思いますが、この運動療法の難しさは、飲むだけの薬物療法とは違い、自身が自分の意志で行わなければならないことです。無理のない運動目標を立て、楽しみながら目標をクリアし、モチベーションを維持させることがとても大切です。

私自身も「薬に頼らないパーキンソン病治療」のWebサイトを立ち上げ、情報発信のチャレンジを続けています。よろしければ一度覗いてみて下さい。

「薬に頼らないパーキンソン病治療」のWebサイトは下記URLへ
https://www.fujikawasan.com/parkinson/index.html

2021年4月13日筆
藤川英二

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